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チベット応援団ブログ 安樂瑛子(旅を描く画家、イラストレータ―)

タシデレのブログ、スタートします!

タシデレのホームページをご覧の皆さん、こんにちは。
ここでは毎回チベットと深く関わりのある専門家をゲストに迎え、チベットとの出会いや思い出などをお伺いしていく予定です。多方面で活躍されている皆さんのお話を通して、チベットの魅力をお伝えしていければと思います。

初めまして。わたくし、安樂瑛子(あんらくえいこ)と申します。
画家、イラストレーターとして、主にチベットの自然や文化を題材とした作品を描いています。旅先で絵日記を描くことがライフワークで、チベット文化圏3か国の旅で描いた絵日記をまとめた書籍の出版をきっかけにタシデレと出会いました。以来よくお店にお邪魔しているので、お目にかかったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
この度ブログの執筆を担当させていただくことになりました。拙い文章ではありますが、皆さんに楽しんでいただける記事をお届けできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
今回は自己紹介も兼ねて、私がチベットに魅了されたきっかけ、そして私が感じるタシデレというお店についてお話させていただこうと思います。

衝撃の初チベット

中学からずっと美術系の学校に通っていて、修学旅行先の京都や奈良で特別拝観の貴重な曼荼羅や仏像などを見て仏教美術の美しさに惹かれていきました。アジアの美術や工芸などにも興味があったので、自然とチベットのお寺に行ってみたいと思うようになりました。
大学を出てすぐラサ旅行に行き、自分たちとあまりに違う自然環境や習慣、仏教という存在の大きさに衝撃を受けました。うまく言葉に表せないですが、「与えられた場所で良く生きる」というシンプルな生命力のようなものを感じたのです。
帰ってからしばらくはチベットが頭から離れませんでした!

タシデレは人と人がつながる場所

皆さんご存知の通り、タシデレは関東で唯一のチベット人によるチベット料理店。日本に住むチベット人やチベット好きな日本人にとっての憩いの場としても知られています。店主のロサンさんは南インドにあるチベット仏教寺院で研鑽を積まれた元僧侶で、奥様の奈津子さんとともにタシデレを経営されています。
チベット語教室や文化講座、ライブやトークショーなども開催され、お料理だけでなくチベットの文化を丸ごと知ることができる空間です。

少しおこがましい言い方ではありますが…私がいつも良いなぁと思うのは、ロサンさん、奈津子さんのお二人も、お客さんと同じ目線でチベットの文化を学び、楽しんでいらっしゃるということ。
チベットのこんなことを知りたい、こんなイベントをやってほしいという声に耳を傾け、お店の経営者とお客さんという立場を越えて手助けをしてくださいます。チベットが好きな人と人を繋ぎ、一緒に楽しんでいる姿がとても印象的です。
そんなお二人のお店だからこそ、常連さんも初めての方もとても居心地がよく過ごせるのだと思います。

「私のチベット料理」はこれ!

このブログではゲストの皆さんにお気に入りのチベット料理を紹介していただきます。

バター茶

初回は私、安樂の「私のチベット料理」です。ものすごーくベタなのですが…「バター茶」!
熱いお茶とバターを撹拌して作る飲み物で、ミルクティーに近い味わいですが塩気があるのでスープのようでもあります。

初めてチベットに行った時、ラサ郊外の小さな食堂で初めてバター茶を飲みました。濃厚で脂っこそうなイメージだったのですが実際はとてもすっきりした飲み口で、ミルキーな中にお茶の香りが漂い、とても美味しく感じられました。
ひと口飲むごとに「おかわりどうぞ!」とまたカップを満杯にされるので、いつまでも飲み終わりません。「チベットの人たちはこうやって何杯もバター茶を飲み交わしながらおしゃべりするんだよ」とガイドさん。チベットに来たんだなぁと実感する瞬間で、印象に残っています。

 

以上、タシデレブログの第1回目をお送りいたしました!
第2回からは毎回ゲストの皆さんをお迎えしていきます。それぞれの分野から見たチベットは、どのような景色なのでしょうか。とても楽しみです。
次回もどうぞお楽しみに!

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